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踵骨骨端症・シーバー病

「子どもが走るとかかとを痛がる」「歩くときに少し足をひきずっている」
10歳前後のお子さんに見られるこのような症状は、「踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)」、通称シーバー病(セーバー病)の可能性があります。
子どもが痛みを訴えても「ただの成長痛だろう」と放置してしまうケースが少なくありません。しかし、シーバー病は適切なケアをしないと痛みをかばう歩き方(尖足歩行)がクセになり、全身の骨格バランスを崩す原因になります。
今回は、シーバー病の正しい知識から、見落とされがちな「偏平足」との深い関係、そして当院での根本改善アプローチについて詳しく解説します。
1. シーバー病(踵骨骨端症)とは?

シーバー病とは、かかとの骨の後ろ側に生じる痛みや炎症のことです。
10歳前後のお子さんのかかとの骨は、まだ完全に大人の骨にはなっておらず、「骨端軟骨(こったんなんこつ)」という非常に柔らかい組織でできています。
の柔らかいかかとの骨に対して、スポーツなどでアキレス腱や足の裏の筋肉が何度も強い力で引っ張るストレス(牽引力)をかけることで、微細なひびや剥離のような状態になり、強い痛みを発症します。
骨の成長スピードが著しい10歳前後の、特に活発にスポーツをしている男児に多く見られるのが特徴です。

2. シーバー病の代表的な症状チェック
お子さんに以下のようなサインが見られる場合、シーバー病の疑いがあります。
- かかとの後ろ側や下側を押すと激しく痛がる
- 走ったりジャンプしたりするとかかとが痛む
- 痛みをかばうために、つま先立ちで歩いている
- 朝起きて最初の一歩目に強い痛みを感じる
- かかとの周りが少し腫れている、または熱を持っている
最初は「運動のあとに少し痛む」程度ですが、悪化すると普通に歩くだけでも激痛を伴うようになります。
3.シーバー病と偏平足の知られざる関係

シーバー病(かかとの痛み)に悩むお子さんを検査すると、実に約80%の子に「偏平足(つちふまずが無い・浅い状態)」が見られます。 これは決して偶然ではありません。偏平足は、シーバー病を引き起こす最大の引き金(原因)になっているのです。
その理由は、足裏の「クッション機能」と「筋肉の引っ張り」にあります。
① 着地時の衝撃がダイレクトにかかとに伝わる
正常な足にはきれいな「アーチ(土踏まず)」があり、これがバネの役割を果たして走ったりジャンプしたりした時の衝撃を吸収しています。しかし、偏平足のお子さんはこのバネが潰れてしまっている状態です。そのため、走るたびに地面からの激しい衝撃が、吸収されずにダイレクトにかかとの骨(骨端組織)へと伝わり、炎症を起こしやすくなります。
② ふくらはぎと足裏の筋肉が、かかとを「引きちぎるように」引っ張る
土踏まずが潰れると、足の長さがわずかに伸びるような形になります。すると、足の裏にある筋肉(足底腱膜)がピンと突っ張った状態になります。さらに、土踏まずのクッションが使えない分、ふくらはぎの筋肉(アキレス腱)が過剰に頑張って働かなければなりません。
結果として、かかとの骨が「上(アキレス腱)」と「下(足底腱膜)」の両方から、綱引きのようにギューギューと強い力で引っ張られ続けてしまうのです。10歳前後のお子さんのかかとの骨はまだ柔らかいため、この引っ張る力に耐えきれず、微細なひびや剥離(はくり)のような状態になって痛みが生まれます。
③ 骨盤のゆがみや「片足への負担」を加速させる
偏平足は、左右非対称に進むことも多いです。片方の足だけ土踏まずが深く潰れていると、体の土台が傾き、骨盤のゆがみを引き起こします。
骨盤がゆがむと、無意識のうちにどちらか片方の足にばかり体重をかけて歩くようになり、そちら側のかかとのシーバー病が急激に悪化するという悪循環に陥ります。
4. シーバー病を引き起こす4つの根本原因
シーバー病は「使いすぎ(オーバーユース)」だけが原因ではありません。同じ練習量でも、痛くなる子と痛くならない子がいるのは、体に以下のような「根本的な原因」が隠れているからです。
- 骨盤のゆがみ、姿勢の悪さ:片足へ過剰な負荷がかかります。
- 足首の過回内:足首が内側に倒れ込み、アキレス腱が引っ張られます。
- 偏平足:約80%に該当し、衝撃を吸収するクッション機能が低下します。
- スポーツなどでのオーバーユース :ダッシュやジャンプの繰り返し。
5. ファミリーカイロプラクティックの整体アプローチ
一般的な整形外科や接骨院では「安静にしてください」「湿布をして様子を見ましょう」と言われることが多いですが、それだけでは運動を再開したときに高確率で再発します。
札幌市東区のファミリーカイロプラクティックでは、かかとだけを見るのではなく、「なぜかかとに負担が集中しているのか」を全身から突き止め、根本からアプローチします。
- 骨盤・骨格の矯正
左右の足に均等に体重が乗るように全体のバランスを整え、片足だけにかかっていた過剰な負荷をリセットします。
- 足首と踵骨(かかとの骨)の調整
過回内(内側への倒れ込み)を起こしている足首の関節や、ズレが生じているかかとの骨の位置を正しい位置へと誘導し、アキレス腱の引っ張りを緩めます。
- アクティベーターによる神経・筋肉調整
バキバキしないソフトな振動器具(アクティベーター)を使い、過剰に緊張して硬くなったふくらはぎや足裏の筋肉を効果的に緩めます。小さなお子さんでも安心して受けられる優しい施術です。

6. 自宅でできる予防ストレッチと注意点
シーバー病の予防や早期回復には、かかとを引っ張っている原因である「ふくらはぎ(アキレス腱)」の柔軟性を取り戻すことが不可欠です。
アキレス腱・ふくらはぎの壁ストレッチ

②、痛む方の足を後ろに大きく引き、かかとをしっかりと床につけます。
③、前の足の膝をゆっくり曲げながら、後ろの足のふくらはぎが心地よく伸びるところで止めます。
④、反動をつけずに、20秒〜30秒間キープします(左右2〜3回ずつ)。
※痛みが強いときは無理に行わず、すぐに中止してください。また、痛む部分をグイグイと強くマッサージしたり、無理にストレッチを強めたりするのは炎症を悪化させるため厳禁です。
子どものかかとの痛み、我慢させずにご相談ください
シーバー病は「成長期が過ぎれば自然に治る」と言われることもありますが、痛みをかばったまま成長すると、将来的に膝痛や腰痛を引き起こす原因にもなります。
お子様が「思いっきり大好きなスポーツを楽しめる体」を取り戻すために、全身のバランスから見直してみませんか?
当院は完全予約制となっております。お子様のかかとの痛みや歩き方に不安を感じたら、まずは一度お気軽にご相談ください。




